2017-08-14

9/2(土)『moily』の池宮聖実さんによる販売&トークイベント

次回、9月のかごイチに出店いただくのは、カンボジアの手仕事のかごを
日本に紹介されている「moily」の池宮聖実さんです。


カンボジア西部の小さな村で、ラペアとよばれるやさしい色合いの素材を
使って、丁寧に仕上げられたmoilyさんのかご。
当日は、新作のかごバッグなど、さまざまな製品をご覧いただけます。

また、当日の営業終了後に、moily代表の池宮さんによるトークイベントを
開催いたします。
なぜ、カンボジアという場所で、村の人々にかごを製作してもらい、
日本に紹介する仕事を選んだのか? 池宮さんの日々の活動について
お話をしていただく予定です。ぜひご参加ください!

【トークイベント】
日時:9月2日(土)18時~19時30分
定員:10名(要予約)
参加費:500円

◎申込方法
Email:info(*)kagoami.com  ※(*)を@マークに変更してください
TEL:042-505-6563
1)お名前 2)お電話番号 をお知らせくださいませ


みなさまのご来店・ご参加をお待ちしております!

2017-08-08

『八重山のかご展』クバの葉のワークショップ

今日は、与那国島の與那覇有羽さんをお招きし、クバ(ビロウ)の葉を
使ったウブル(水汲み)と
カゴづくりを行いました。


小学生のお子さんたちも参加してくれましたが、みんな立派な形に
仕上げることができました。
夏休みのよい思い出になってくれたらうれしいです。

手付きのかご

ウブル(水汲み)

 休憩時間には、与那国島に伝わる島唄も
披露いただきました。

ご参加いただいた皆さま、おつかれさまでした。
(予定より長い時間となってしまい、申し訳ございませんでした)
講師の與那覇さん、たいへんありがとうございました!

2017-08-02

『八重山のかご展』はじまりました!

本日より、沖縄・八重山の島々のかごを集めた企画展
『八重山のかご 展』がはじまりました!

【会期】 8月2日(水)~8月13日(日)
 ※7日・8日 休み

ここ数日、東京ではあいにくの空模様が続いていますが、
店内は一気に夏の島のイメージあふれる雰囲気に。
上映している映像からは、にぎやかなセミの鳴き声が響いています。


このたびの企画展では、島で生まれ育ち、昔ながらのかごづくりを
続けている名人たちのかごとともに、島で暮らしはじめた若い作り手たち
のかごをあわせてご覧いただけます。

こちらは、竹富島『クージの会』のみなさんの手によるもの。
アダンの手提げかご(ヤミカゴ)、ガヤとクージで編んだ貯蔵かご
(ユナーラ)、月桃で編んだ手提げ(アンツク)などなど。
メンバーのみなさんそれぞれが得意としているかごを届けて
くださいました。

与那国島からは、與那覇有羽さんのクバのかご。
現地では「ウブル」とよばれる水汲みかごですが、壁に掛けられるように
厚みを減らし、紐をつけていただきました。
與那覇さんには、8日に開催するワークショップの講師もお願いしています。

こちらは、同じ与那国島の「やまいとぅ工房」さんの作品と、
材料の採取風景。かごの素材となる「トウヅルモドキ」は、
与那国では「いとぅ」とよばれています。(竹富島では「クージ」とよびます)


西表島からは、事前にもお問い合わせが多かった
「西表島手わざ暦 手ぬぐい」(1188円),「西表島手わざ帖 ①②③」(各 600円)
届いてます。

その他にも、多様な植物をたくみに利用した、八重山の島々の民具が
多数勢ぞろいしました。


会期は、8月13日(日)までとなっております。
ぜひ手に取ってご覧いただければ幸いです!

2017-08-01

スペイン 栗のかごの産地へ(後編)

スペイン伝統の、栗のかごを製作しているダビドさんの工房に
お邪魔してきました。

さっそく、工房の前に栗の枝が気持ちよさそうに天日干しされて
いるのを発見!


枝は、伐採された後すぐに大きな釜を使ってボイルし、表皮をはがして
4つ割にしたあと、数か月間干して完全に乾燥させます。

しっかりと乾燥させたら、2種類の機械をつかって、うすい板状に
加工していきます。


機械が導入されたのは比較的最近のことで、それまでは鉈(なた)を使って
すべてが手作業で行われていたそう。
とはいえ、両側に人が立って操作するこの作業も、半分以上が手仕事と
いえそうです。


これで下準備が完了。
板状に加工した素材は、長期間にわたって保管することができます。

つづけて、かご作りの過程を拝見しました。

編みはじめは、底部分から

ダビドさんがかご作りに使う道具は、
この大きくカーブした鉈のみ。
おじいさん、お父さんと代々受け継がれ、
使い込まれて渋い光を放っていました

作業は流れるように進んでいきます

道具のひとつひとつから、歴史が伝わってくるよう

完成です

周囲を山に囲まれたダビドさんの村では、古くから栗の木をさまざまに
生かして、暮らしが営まれてきました。

かご作りはダビドさんの家に代々伝えられてきた家業で、
ダビドさん自身は、少なくとも4代目になるとのこと。

今もスペインの人びとに愛されて続けているこの栗のかごを、
次の世代に伝えていきたいと語ってくださいました。

八百屋さんの店頭で見かけた、
山盛りのクルミを入れた大きなかご

こちらは別の食料品店

教会の入り口でも、
さりげなく使われていました


→「スペイン 栗のかごの産地へ」(前編)は こちら








スペイン 栗のかごの産地へ(前編)

今回の旅では、スペインまで足を伸ばし、いつも栗のかごを
作ってくださっているダビドさんも訪ねてきました。

スペインの西部、中世の雰囲気が残る都市サラマンカから、
バスに揺られてさらに数時間、緑豊かな山々の谷あいに、
その小さな村はあります。

山の上から集落を一望

乾燥地帯の多いスペインの中にあって、瑞々しい広葉樹の森に恵まれた
この地域は、古くから「栗のかご」の名産地として知られてきました。

ダビドさんと合流し、まずは早速、材料となる栗の木を見に
森へと向かいました。

このあと急斜面のやぶを登っていきます

森の中なのに明るい!というのが第一印象でした。

森がこんなにも明るくさわやかなのは、日当りを確保するために、
また若い幹がまっすぐ伸びていくように、葉や枝の一部を払うなど、
こまめな手入れをおこなっているから。

こうして村の人たちが手入れを続けてきた天然の栗林は、落ち葉が栄養に
なるため、特に肥料など施さなくても土壌が保たれ、100年以上に
わたって、材料を採りつつ維持されてきたそうです。

自然のサイクルに沿ったものづくりが、今もそのままの形で
続いていること。それはこの時代にあって、本当に貴重なことですが、
この土地ではごく当然に、最良の方法として、人びとに受け止められて
いるのだなと感じました。

伐採は、水分が抜けて乾燥する冬時期に行います。
樹齢4~5年、直径7~8センチほどに育った若い幹が、柔軟性の高い
かご作りに最も適した素材となります。

足元をよくみると、ごつごつと大きな根株が。
一本の株から、毎年何本もの芽が伸び、
繰り返し恵みを与えてくれます。

つぎはいよいよ、ダビドさんの工房にお邪魔します!
→後編はこちら