2010-09-29

青森のかごはまた来年。

おはようございます。
久しぶりに明るい空を迎えた東京の朝です。
ここしばらくは、毎日荒れた天気が続いていましたが、
これからの季節の移り変わりは、いつものようにあってほしいものですね。

先日、青森より連絡がありました。
りんごかご(根曲り竹)の作り手の方。

青森 根曲竹のりんごかご

椀かごなど、いくつかお願いしていた商品を、今年中に届けるのは難しくなったとのこと。

これからの季節は、リンゴ収穫用のかごの製作を中心に、材料を採りに山に入ったり、
地元の行事などが重なり手が回らないそうです。

ここ最近は雑誌などで見る機会も多く、需要も上がっているのでしょうが、
作り手も少なくなっている中、いつもていねいに対応していただいて頭が下がる思いです。

そしてあらためて、かごを作るという行為そのものが、自然や季節の移ろい、
地域とともに歩んでいることを実感しました。

新たな商品の発注は来年以降になります。
しばらく青森の製品ページは、掲載商品が少なくなりますがご理解くださいませ。

※ 今回は新たに、脱衣かごくずかごが届いております。

青森 根曲竹の脱衣かご   青森 根曲竹のくずかご

(再入荷した椀かごは、すでに在庫切れです。)

征一郎

2010-09-26

Annon cook朝市 ご報告

嵐のような雨から一転、ぬけるような秋晴れとなった25日の土曜日は、
東京・原宿にあるカフェ「アンノン・クック」さんの朝市vol.3
-思いのぬくもり、素材のぬくもり- に参加してきました!

オーガニック素材を中心に、おいしいお料理とスイーツを提供する原宿の
人気のカフェが定期的に開いている朝市です。

この日は、いま話題の“男前”フードユニット「つむぎや」さんのおにぎり、
下町の素敵なカフェ“itonowa”渋谷さんのスコーン、
fig Londonさんのアンティーク小物、Annon cookさんの焼き菓子に並んで、
カゴアミドリのかごたちも、にぎやかに登場しました。

アンノンクック朝市1

直接手にとって、素材のもつ雰囲気や特徴を
感じとっていただくよい機会となりました。
楽しんでいただけたとすれば嬉しいです!
アンノンクック朝市2

「こういう形のものはありますか?」とか、
「こういう用途に使いたいんです」といった感じで、
お客さまの要望をじかにお聞きすることもできました。
今後はこうしたお声にもできるだけお応えできるよう、
品ぞろえの参考にしていきたいと思います。

ご来場いただいた皆さま、ありがとうございました!

秋は都内でのイベント出店が目白押しですので、今回こられなかった方も、
ぜひ一度のぞきにきてくださいね。

そして、Annon cookさんをはじめ関係者の皆様、
楽しい時間をありがとうございました!!

朝子

2010-09-25

かご小話(8) : 秋田のイタヤ細工


今年の5月、イタヤ細工の産地、秋田・角館に足を運びました。

この時期、日本各地から旅行者が訪れる桜の名所でもあるのですが、
今年は例年にないほど、桜の花が早く散ってしまったそうです。

人影もまばらで、歴史的な武家屋敷と緑が調和した道を歩くと、
まるでタイムスリップしてしまったかのような印象を受けました。

             ...

イタヤ細工は、この地で200年以上続いている秋田の伝統工芸です。

自生するイタヤカエデの若木を割いて、ていねいに面取りを行い、
熟練の技によってうみだされます。

白い木肌と手触りのよさは、和にも洋にも相性が良く、竹細工を
中心とした日本のかごの中でも、独特の存在感を持っています。

他の地域同様、作り手がたいへん少なくなってきていますが、
今回の旅では次の世代を担う職人さんに出会うことができました。

いつも以上に、いつまでも残し続けたい日本の手仕事を実感した
でした。


2010-09-22

バスクの栗かごが入荷します!

今夜は満月がきれいですね。ようやく秋が来ました。
そしてそろそろ栗の季節ですね。

だからというわけではないのですが、今日は届いたばかりの新商品!
「バスク地方の栗かご」を紹介します。
(近日中にUPしますので、今しばらくお待ちくださいませ~。)

バスク地方とは、スペインとフランスの国境付近であるピレネー山脈の麓に位置する地域です。

伝統的に、7つの地域で成り立っており、その美しい景観と独自の文化は、訪れる人たちを魅了しています。

このバスクの栗かごは、7本のストライプをもつ布・・・バスク織とともに、この地の代表的な製品です。

    

市場では、色とりどりの野菜やパンを乗せたかごと布たちを、いたるところで目にすることができます。
・・・ということを見聞きして、ぜひいつか訪れたいと思っています。

    
(↑ 知人にお借りした写真。年季が入ってまた素敵ですね)

    

職人さんたちが、伝統的な技法を用いて作っています。
栗の木を薄く割いて編まれており、補強部分には栗の枝を使用しているのが特徴です。

    

くだものかごに、パンかごに、ピクニックにお使いいただける形を用意しました。 
どうぞお楽しみに~!

征一郎

2010-09-21

【再入荷しました】岩手の横田かご

岩手の横田かご が再入荷しています。

作り手の方と電話で話したところ、8月の宮古もとても暑くて、作業をするのが本当に大変だったそうです。

いつもより朝早くから作業をはじめることで日中は休み、暑さの落ち着いた夕方から再び作業をしていただく形で対応していただいたようです。
いつも本当にありがとうございます!


今回入荷の(小小小)(小小)は、少し黄金色がかったきれいな色です(他のもの同様、時間の経過とともに黄色に変わります)



カゴアミドリだけのオリジナル、市場かご も再入荷。

見ておわかりいただけると思いますが、通常の横田かごの数倍の労力がかかる、本当に手の込んだお仕事です。
数が限られますので、ご了承ください。

ちなみに下の写真は、左>今回入荷した新品 右>4カ月使用した私物との比較です。
色の変化がよくわかりますね。

  
  
征一郎

甲州ざる体験

三連休は「ざる」づくり体験のため、山梨県に行ってきました。

甲州(郡内)ざるは、富士山2・3合目付近に自生する鈴竹を使用した竹細工で、その歴史は400年以上続いています。

今回は、当店で製作をお願いしている作り手の皆さんに、かご好きな友人たちとともに訪れ、レクチャーしていただくことになりました。

 
はじめはここから。
この周囲を一本一本、ひごを巻いていきます。



(編み目を間違えると、後戻り。何度繰り返したことか・・・。)

だいたい直径20cmを超えたところで、約1時間半経過です。

指先も疲れ集中力も途切れたころ、地元で評判の富士吉田のうどんを食べにいきました。
こちらも初体験でしたが、とてもおいしく食べ応え十分。そして一杯400円という驚き価格です。

さておなかも満たされ、午後の部再開です。
形を整えながら、ざるの高さを揃えていきます(大事なところは先生に)。
     


最後は周囲の縁を巻いて出来上がり。完成まで約3時間でした。



我ながらなかなかの出来栄えに大満足。
5人全員の完成品を並べると、出来上がりは人それぞれ・・・個人の性格がそのまま表れていることにみんなで納得です。

そして完成のご褒美に、名人の畑で採れたあまーい「もろこし」をいただきました。


もろこしの食べ方も人それぞれですね。

次回はぜひ米研ぎ用に深ざるに挑戦してみたいです!
(本物の名人のざるはこちらで。)

征一郎

2010-09-13

かご小話(7) : 荒物さがし


"世界のかご"を集めるカゴアミドリですが、ふるさと日本のかご文化は
やっぱり豊かだなぁと実感します。

「民藝」の魅力に再び光があたる昨今ですが、その中でもざるやかごは、
衣食という暮らしの根っこで活躍する最も基本的な道具。

「編組(あみぐみ)」や「荒物」と呼ばれて、それだけでひとつの
ジャンルを形成しています。

東北から沖縄まで、各地に独特のかご文化が残る日本。けれども、
どの産地でも作り手が減り、次の世代に受け継がれるか絶えてしまうか、
今が本当に分かれ目の時期です。


スウェーデンもこれと近い状況にあるようです。素晴らしいかご作りの
伝統がありながら、「これを作れるのはあと一人」という種類のなんと
多いことでしょう。

カゴアミドリでもぜひご紹介したい伝統のバスケットがあったのですが、
ご高齢となった作り手があと二人だけ、「とても外国に売るほどは
作れないのです」とのお話で、泣く泣くあきらめました。

人の手でしか作ることのできないこうした道具が消えてしまわないように、
そんな思いとともに、今日も世界の荒物さがしに燃えています。

2010-09-04

かご小話(6) : 白樺のかご

材木用に伐り出される木の樹皮は、削られたあとは
捨てられてしまうことが、残念ながら多いようです。

しかし北の国々では、白樺に代表される樹皮を用いて、
伝統的なかごが多く作られています。

白樺製品の編み組みは、スカンジナビア諸国を代表する
伝統工芸品というイメージがありますが、その文化は
バルト三国やロシアまでの広い一帯で、今も見ることができます。

樹皮の柔らかさと適度な厚みは、ベリー類を傷つけずに運べるかごとして、
食品の保存容器として、またあたたかい履物などにも用いられ、
古くから北国の生活に欠かせない、森の恵みの一つだったようです。

白樺のかごを手にした時の温もり感。あたたかいくらしのイメージ。
そして、時間の経過とともに飴色に変化する素材感がとても魅力ですね。

白樺のかご

宮古のさんまは最高でした

週末はいかがお過ごしでしたか?

我が家はさんまづくしの週末でした!
宮古で「横田かご」をお願いいているおじいちゃんから、その朝、宮古漁港に揚がったばかりのさんまが届いたのです。

不漁のニュースを聞いていましたし、今年はまだ口にしていなかったので、うれしさもひとしお。
家族で小躍りしてしまいました。



その数なんと20尾!
本当に新鮮で、形も立派・色鮮やか。刺身やすり身の汁がおススメとのこと。

とても我が家で食べきれる量ではないので、新鮮なお味をおすそ分けしようと、妻はご近所さんに声をかけ、
僕はなれない三枚おろしに挑戦。。。
(味は最高!でしたが、見た目がいまひとつなので、写真は小サイズでお伝えします)



さんま刺身、焼きさんま、ムニエルに加え、照り焼きも追加。
気づけばなんと、発泡スチロールは空っぽに。

宮古のおじいちゃん・おばあちゃん。
こんなに新鮮でおいしいさんまを食べたのは本当にはじめてです。
ごちそうさまでした。
(翌日は、漬けにした骨部分を楽しみました)

伊藤家一同