2011-09-28

ヤナギのかご、特注のサイズが新入荷!

こんにちは。朝子です。

今日は、スウェーデンの「ヤナギのかご」に新サイズ追加のお知らせです。

「ヤナギのかご」は、当店でもとても人気の高いシリーズの一つ。
もともと本国でも、SサイズとLサイズのみの展開なのですが、
サイズの差が少々大きすぎまして・・・。
(いま、このブログの一番上の写真に写っている製品がSとLです。)

現地との交渉の末、ようやくこのMサイズが入荷となりました。
お出かけはもちろん、インテリアとして室内に置くにも程よいサイズです。
という訳で、このMサイズは当店のみの取り扱いです!
数量が限られますので、ぜひご検討ください。



ヤナギのかご Sサイズ と Mサイズ
 
1960年代にはお出かけ用のバッグとして、ヨーロッパで流行したという
レトロな雰囲気が特徴。

角のない丸めのフォルムは、もともと鶏の卵を拾い集めるかごとして
作られていたからだそうです。

製作者は、テレーサ・スヴェンソン。
柳の枝の採取から下準備まで、すべて熟練の経験によって
生み出されていきます。
このかご一つを編む作業だけで、5時間近くかかるそうです。

天然素材のかごはすべてそうですが、森に材料を採りに行き、
下準備をする時間まで含めると、製作にかかる時間はとても長くなります。

惜しまずに時間をかけて作られた手仕事のかご。
こうしてご紹介できることを嬉しく思います。


朝子

2011-09-22

男二人、福島の旅(その3)

旅は二日目。今朝もおいしい朝ご飯をたらふくいただき、出発します。

前日の宿は、いつもお世話になっている金山町の民宿「朝日屋」さん。
いつも笑顔のオーナーと、料理がおいしいおばあちゃんのナイスタッグの民宿です!
ぜひ機会があれば、泊まってみてください。

さて今日は、まずあけび細工の作家さんを訪ね、午後は南会津をめぐる一日。
昨日同様、とてもよい天気に恵まれました。

ちょっと不安になるような暗くて細い山道を車で進んでいくと・・・一変、
なつかしい風景の集落に。まもなく無事、目的のお宅にたどり着きました。



そして、まずは足を延ばしてお座りくださいと言われ、ついついごちそうで
もてなされてしまう朝9時前。

           

採れたての枝豆。おいも。手作りの郷土菓子。
ふと隣を見ると、モロコシ一本を平らた鈴木氏の姿が・・・。

昨日同様、すっかりくつろいでしまった我々でしたが、取材を進めなくては!
ということで、ようやく重い腰を上げて、ここから歩いて行ける距離にあるという
一本のあけびの木へ向かいます。

これがあけびの木。畑の近くに自生していました。


これだけ取るのにも結構時間がかかるのです。



その後はそれぞれの編みの技術を見せていただきました。
これは、みだれ編みの手提げの製作現場。


あけび細工に携わって、10年以上。しかし今でも「毎日、編むのが楽しくてしょうがない。」
とかわいらしく言われていたのが印象的でした。
小さくてかわいらしいつくり手のおばあちゃんに、とても雰囲気が似ているあけびのかご。
ぜひみなさんにおススメしたいです。

そうしているうちに、3時間以上が経ち、そろそろおいとますることに。
いい歳のおじさん二人ですが、何だか田舎のおばあちゃんに久々に会って、
別れるときのような気持ちになりつつ、その場を離れたのでした。
また次の夏に、おばあちゃんを訪ねようと約束をして。











かご小話: 秋田イタヤ細工。つながる文化。

秋田のイタヤ細工は、武家屋敷で有名な角館で200年以上続く
伝統工芸品です。

イタヤカエデの若い幹を、ほそく、薄く割いて、丁寧に面取りしたひごを
編みあげていく、手間のかかる手仕事です。


イタヤ細工の「おぼけ」と呼ばれる丸かご


現在ではつくり手の数が限られ、今や数軒を残すのみ。近年では、
生活道具として人気も高まり、なかなか入荷が困難なかごの一つです。

今回当店で販売する製品は、現地を代表するイタヤ工房、
菅原さんご一家によるもの。

そのていねいにつくられた製品には、一点一点、ご夫婦である
清澄さん・文子さんの名前・・・「清&文」の焼印がつけられています。

そしてここ数年は、跡を継がれたご長女「麻巨」さんの焼印が
増えつつありました。

そして今回届いた製品の中には、新たに次女「呉羽」さんの印も
加わっていました。とてもうれしい瞬間でした。
今年の夏に現地を訪れた時、ご姉妹で仲良く並んで編んでいる姿を
思い出しました。



秋田・角館に伝わるイタヤ細工の文化。もっと多くの人に紹介したい
本当にすばらしい手仕事のかごです。
その文化がこれからもずっとつながれていくよう、カゴアミドリも
応援し続けます。

2011-09-20

男二人、福島の旅(その2)

さてさて、引き続き、またたびざるの話は続きます。

ひと通りお話を聞いたあと、(あまりにお腹がいっぱいですが、気を取り直して)
二階にある作業場に移動。

まずは、実際にまたたびの枝を使って、一つ一つの加工の工程を
見せていただきました。
               
               ①皮を剥く
  
             

                ②四つに割る

               ③ひごを揃える


驚いたのは、すべての作業が合理的に計算されていること。
米とぎざるなら、54cmのひごを 縦・横22本づつ使用して編んでいきます。
底部は網代編みを用いますが、立ち上がりから20本目のところで、
ざる編みへと変更していく・・・といった具合です。

そして、四つ目ざるの場合には、底部の穴を均等に保つために、
専用の設計図なるものが存在していました。




美しいざるを生む出す秘訣は、ご自身の性格や技術だけではなく、繰り返し同じものが
つくれるように考え抜かれた、道具やオペレーションも不可欠であることを学びました。

せっかくなので、われわれも順番に体験。うーん、なかなかうまくいかないものです。
悔しくて何度も削りつづけ、作業台を占拠する私。



                 (わきの甘さに師匠も呆れ顔・・・でしょうか)

貴重なまたたびをこれ以上無駄にすることはできない!ということで、
それでは、材料も自分で採りに行かねばということに。
採取に最適な11月頃に、同行させてもらう約束をしていただきました。

いや~、参考になるお話ばかりで、すっかり長居してしまいました。
そしてたくさんごちそうになりました!

さて、その後の我々は西側に進路を変え、奥只見川に沿って進みながら、
奥会津へと向かっていきます。

そしてお昼を過ぎ、われわれが選んだ食事は、田舎料理バイキング。
旅の初日の午後には、すでに満腹中枢がおかしくなっていたようです。。。

(もうすこし続く)

2011-09-17

【イベント情報】ケニア オリーブのカトラリーが並びます。

こんにちは。征一郎です。

台風の影響でしょうか?
朝から、雨が降ったり、晴れたり、風が吹いたり、の国立です。

国立駅から、徒歩5分。一橋大学前の「カフェれら」さんにて、
9/15(木)~9/27(火)の期間、ケニアのオリーブのキッチンツールを
販売していただいくことになりました。



東アフリカに位置するケニアで、一点一点手作りされた製品です。
首都ナイロビにほど近いマッキンドゥ村。

重厚で耐久性が高いアフリカンオリーブの原木から削り出します。
カビにも強くとても美しい木目が特徴です。

形によって熟練の技術を要しますが、主に木を削り出す作業は男性が、
やすりをかける作業は女性が担当しています。

その他、アフリカのかごや東ティモールのかごたちも並びました。


そして何よりも、カフェれら さんでは、東ティモールのフェアトレードコーヒーや、
おいしいスープカレーも召し上がれますので、ぜひお散歩がてらお立ち寄りください!





2011-09-16

かご小話: かごの文化。人類の移動の文化。

カゴアミドリには、日本の各地から、そして世界各国から様々な
かごが送られてきます。

箱をひらいて、精巧な編み目を見るたびに、
作り手の方たちがそれに費やした時間や労力の大きさを感じます。

また、遠く離れた国のかご同士が、なんだか似ているなあ~と感じる機会
も多くあり、そんなときには人の移動とともに伝わっていくかごの文化に
思いを馳せることが出来るのです。

スウェーデン・ヘーゼルのバスケットもその一つ。


リブ(あばら)と呼ばれる代表的な形は、背骨とあばら骨を形成するように
編みこむ美しい技法で、特にヨーロッパやアメリカでよくみられる形です。

歴史的に見たら、まだかなり日が浅いアメリカ合衆国。
そこにこうした技法のかごが多くみられるのは、ヨーロッパ系の移民によって
文化が伝えられたからでは?と想像が膨らみます。

そして、アフリカと北米のネイティブアメリカンがつくるバスケットの表情が、
とても似ているのはなぜでしょうか?

人類誕生の地、アフリカからゆっくりと人の移動がはじまりました。
アメリカ大陸と陸続きになった氷河時代。大切な食糧や道具をたくさん
かごに積み込んで、アメリカへと渡っていく人びと、、、そんな光景が浮かんできます。


男二人、福島の旅(その1)

こんにちは。征一郎です。

週末は、友人と二人で福島に行ってきました。

両日とも天気に恵まれ、風に揺れる稲穂は金色に光り、
目にまぶしいくらいでした。

本来なら心落ち着くこの風景に、今は何かと考えさせられてしまうのが
本当に悲しいですね。



さて今回の旅は、会津地方・手仕事の旅。

第一の目的は、カゴアミドリが日頃お世話になっている、かご作家さん宅を訪ね、
またたびやあけびの採取から製作に至るまでの話を、インタビューする予定です。

そして、もう一つの目的は旅のパートナー、絵かきの鈴木氏が情熱を燃やしている
作品 「トモノイタ」の材料となる良質な木材の仕入れ旅。
国産の広葉樹の木材が豊富な 「南会津」へと向かいます。


一日目。

まずは、男性のまたたび作家さんを訪ねました。
この方は奥会津で生まれ育ち、 現在は福島の中心地でくらしています。

当店のまたたびざるの作り手さんは、数人いるのですが、
精巧さ・繊細さ・美しさで、この方の右に出る人はいないんじゃないかなと思います。

という訳で、念願のお宅訪問です。

それでは早速インタビュー!
の前に、ご挨拶をして腰を下ろすや否や、テーブルにはたくさんのくだものが並び・・・
初めにぶどう一房を手に取ってしまった僕は、
口は動かすものの、すっかりメモを取り損ねてしまいました。

そしてふと隣に視線を移すと、山盛りの漬物をすっかり平らげた鈴木氏の姿が・・・。

              
気を取り直して、ようやくお話を伺うことに。
かご作りを始めたのは、長年働いた仕事を定年退職してから。
実はまったくの独学ではじめたそうで、あえて先生と呼ぶとしたら、一つの四つ目ざる。

それがこちら。

(あめ色に変化した四つ目ざるです。)

20年ほど前、奥会津を訪れたときに出会った一枚のまたたびざる。

かつて宮大工だったという方が作ったこの精巧なざるをお手本に、
試行錯誤を重ねてきたそうです。

自分の作品に何とか満足できるようになるまで、10年以上かかったそうです。
しかし今となっては、この出来栄え。


またたび四つ目ざる
(現在の取り扱い製品)

          
はじめて、この四つ目ざるの均等なラインを見たときは、本当に驚いてしまいました。

そして次はいよいよ、作業場へと移動します。楽しみ~。

続きはまたこの次に!


征一郎

2011-09-15

今年も宮古のさんまが届きました。

こんにちは。

先日の中秋の名月はご覧になりましたか? きれいでしたね~。
しかし秋の気配はするものの、日中はまだまだ暑い日が続いておりますね。

そんな中、今日は秋の味覚の代表!  岩手・宮古のさんまが届いたのです!!


宮古、さんま、と言えば・・・、横田かごですね。
この季節になるといつも、籠の作り手のおじいちゃんが送ってくれるのです。

宮古漁港は、今回の津波で大きな被害を受けていただけに、とても心配していました。
二か月前には、ボランティア活動をさせていただいた場所でもあるだけに、
うれしさもひとしおです。

早朝、水揚げされたばかりのさんま。 その数、20尾!
とても新鮮で刺身に最適。冷凍するのはもったいない。
そこで、ご近所さんや友人を訪ねてまわり、おすそわけさせていただきました。

するとお礼にどうぞと、モロコシやゴーヤをもたされ、しばらく玄関で世間話。
足元を蚊に刺されつつも、物々交換や立ち話ができて、なんだかとても
なつかしくうれしい時間でした。

刺身は、身がこりこりして最高!
焼けば、脂が滴り落ちつつも、さらに丸く膨らんでいくようでした。
残りは、三枚おろしにしてかば焼き用に。開いて塩漬けした後、一夜干しに。

 いや~。今年も堪能しました。
宮古のおじいちゃん、おばあちゃん、本当にありがとうございました。

(今年こそ七輪を導入しますので、これからもお願いします~!)

征一郎

2011-09-12

北欧の木のバスケット

こんにちは。朝子です。

今日は旧暦の八月十五日。 中秋の名月ですね。
お天気もよさそうなので、すっかり涼しくなった宵の風に吹かれながら
美しい満月を堪能できそうです。

さて、今日は秋の始まりをインテリアに取り込む、こんなバスケットを
ご紹介したいと思います。

スウェーデンの片田舎、森と湖に囲まれたヴォームフス地方に伝わる
パインのバスケットです。

ヴォームフス地方のバスケット (オーバル)

たっぷりと容量があって実用的、どこに置いても絵になる、持ち手付きのかごです。

自然のままの木を使っているので、木目や色むらなど、表情は一つ一つ少しずつ違います。

眺めていると、職人さんがトンカン・トンカンとひとつづつ仕上げている様子が
浮かんでくるような、手仕事の跡が見えてきます。

工業的につくられた整った製品とは異なる味わいは、そんなところから
生まれているのかもしれません。


自然に囲まれたヴォームフス村の横顔は「かご小話(しょうわ)」に書きましたので、
よかったら覗いてみてください。

2011-09-11

かご小話:ヴォームフス地方のかご

今日は、スウェーデンの「ヴォームフス地方のバスケット」の生まれ故郷について、
少しだけご紹介したいと思います。


ヴォームフス地方は、スウェーデンの中部、ダーラナ県にある人口900人弱の
小さな集落です。場所はこちら(google map)。 

湖と森に囲まれ、熊やオオカミ、ムースなどの野生生物も身近に暮らしている、
そんな土地です。(ダーラナ県といえば、木彫りの「ダ―ラナホース」も
スウェーデンを代表する民芸品として、世界中に知られていますね。)


その昔、都市から離れたこの小村では、衣類から家具まで、生活に
必要なものはすべて自分たちで手作りしていました。

男性たちは農業や酪農の合間に、木を使って様々な道具を作り、中でも、
パインの木を薄く割いた丈夫なかごは、評判を呼びました。


最初は徒歩で近隣の村に届けられ、次第に馬車で遠くの町まで、ついには
汽車で近隣諸国にまで売られるようになりました。

19世紀の終わりには既に、ヴォームフスの名は、かごの産地として
広く知られていたそうです。


またこの村は、中世のスカンジナビアで使われていたという古い言語が
今に伝わる貴重な土地でもあります。今でも、「ヴォームフスモール」と
呼ばれる独特の言葉が、一部の人の間で話されているのです。

村の学校には、子どもたちがかご作りや、ヴォームフスモールを学ぶ
授業があるそうですよ。

土地に固有の文化は、このようにして大切に受け継がれているのですね。

2011-09-07

かごのある暮らし (神奈川県 N様)


今日は、神奈川県のN様より届きましたお写真を、ご紹介したいと思います。

明るいリビングの一角に、エストニアの「パインのバスケット」を置いてくださいました。



大きなグリーンの鉢が、見事にすっぽりと収まっています!

パインの明るい肌色がフローリングの色ともマッチして、グリーンが
とても引き立っていますね。

N様からは、

「思っていた通り、とっても美しく、繊細でありながらしっかりとした作りに
なっています。とても丁寧に作られているのがわかります。
我が家のリビングのメイン・インテリアとしてこれからずっと一緒に
生活していきますね。」

と、とてもうれしいコメントをいただきました。

写真ともども、大変ありがとうございました!


当店では、「かごのある暮らし」写真を常時募集しております。
こんな使い方、あんなアイデアなど、皆さまのお気に入りのかごの写真を
ぜひお寄せ下さい。

お待ちしております!

朝子


2011-09-05

目黒でかごの展示中です

今、目黒にあるフェアトレードショップ、「アサンテ・サーナ」さんで、
かごの展示をしていただいています。

ここは、26年も前に世界各国のフェアトレード商品を開発・輸入販売をはじめた
フェアトレード業界の草分け、「第3世界ショップ」さんの直営店です。

アジア・アフリカ・中南米など、各国から届く、作り手の顔の見える商品が
所せましと並ぶ店内。

その中央スペースに、東北のものを中心に当店のかごを並べていただきました!




震災後は東北地方の支援にも力を入れてこられた同ショップ。
この展示も、東北の手仕事を応援したい、というショップの皆さんのお気持ちから
実現したのでした。

機会がありましたら、ぜひお立ち寄りくださいませ。
展示は10日(土)までです。 (詳細はこちら

朝子