2012-03-29

かごのある暮らし ―楽しいかごライフ編―

皆さま、こんにちは。
ようやく遅い春が感じられるようになってきましたね。

さて、今回の「かごのある暮らし 写真キャンペーン」、
最終回を飾っていただくのは、静岡県のERI様です!

素材や用途を吟味してセレクトしたかご。そして、その特徴を最大限に
活かした使い方に脱帽です。

それでは、添えられた楽しいコメントと共にお楽しみください! 

☆岩手 一戸 椀かご

「普段は食器洗い機を使っていますが、そこに入れられない繊細なガラスや
木のものなど、手洗いをしたものたちは椀かごへ。
スッキリ水も切れて、かご自体もかびることなく、日々快適に使っています。
洗いっぱなしでもキッチンが素敵に見えて嬉しいです。
普段使わない時は、パントリーの壁に釘を打って、そこに引っ掛けています。
邪魔にならないし、よく乾燥するし、見た目も可愛いし、おすすめです。」

☆岩手 宮古 横田かご


「大好きな大好きな横田かご、我が家ではパントリーの奥の洗濯機前が
定位置。乾いた洗濯物をここに取り込んで部屋に運びます。
繊維が引っかかる事もないし、丈夫だし、大好きです。
だんだんと黄色みが強く、こなれた色に変わってきました。
リビングでの新聞紙置き場に、もうひとつ欲しいです。」


☆岩手 一戸 市場かご

「もち手がビニールロープのものと、籐のもの、両方愛用しています。
ビニールのものは水辺へ行く時にも。
濡れた手を気にせず使います。
でも、見た目的に好きなのはやはりもち手が籐のものです。

今の季節は、寒い室温に置いておくお野菜置き場になったりしています。
エコバッグ代わりに、車にどさっと積んでお買い物に行ったりも。
子供を連れて図書館にたくさんの本を借りに行く時も、
丈夫で重たいものも平気なこのカゴは活躍してくれます。」

最後は、子どもたちの明るい笑い声が聞こえてきそうなこちらの一枚です!


ERI様ご一家の楽しいかごライフが、目に浮かぶようです。


日本の、東北地方のかごをテーマに企画しました今回の“かごのある暮らし”。
素材も技法も多様な、日本が誇る東北のかごたちの機能美。そしてゆたかな
表情を感じていただけたとすれば幸いです。

ご参加くださったみなさま、改めましてありがとうございました!

これからも、かごのあるこころ豊かな日々を、ご一緒に楽しんでいけたら、と
思っています。

どうぞよろしくお付き合いくださいませ!

伊藤朝子

かごのある暮らし ―手仕事の宝庫 岩手編

皆様、こんにちは、朝子です。

続けてご紹介してまいりました「第2回 かごのある暮らし 写真キャンペーン
-東北のかご-シリーズ」も、残すところわずかとなってきました。

今日は、岩手県にお住いのY様からお送りいただきました、
地元岩手の貴重なかごコレクションをご覧いただきたいと思います!


まずはこちら。大きな「箕」です。
一戸の山あいの集落でつくられたものだそうで、高さ50cm以上もある
立派なものです。

箕は、穀物などを振るい分けるのに使われた農具です。

むかしは、どの農家でも普通に使われていた道具の一つですが、
いまは民俗資料館などに足を運ばなければ見ることのできない、
貴重な史料になってしまいました。


こちらは、調理に便利な片口ざる。その形から「箕ざる」とも呼ばれています。
Y様のお宅では、もち米を蒸かすときなどに使われるそうです。


今はもうなくなってしまったという“荒物屋さん”で購入され、相当の年数
使い込まれたそう。
2本のストライプに、作り手の遊び心を感じますね。


こちらも昔懐かしい感じです!
農作業や、キノコ・山菜採りに便利な”腰かご”ですね。


山に入る方からは、こうしたかごがやっぱり便利、という声も届きますが
今ではほとんど市販されていないと思います。

そして最後の一枚はなんと、Y様自作のかごです!
竹細工の盛んな一戸まで足を運び、つくられたそう。コロンとして、とても
かわいらしい手提げです。


さすが手仕事王国、岩手県。
伝統のかご作りを習える場所が身近にあるなんて、とってもうらやましいです!

昔ながらのかごやざるを眺めていると、その形や用途から
先人たちの暮らしや、たゆみない創意工夫が伝わってるような気がします。

Y様、貴重なかごのお写真をどうもありがとうございました!

朝子

2012-03-27

かごのある暮らし ―飾るざる 編―

皆様こんにちは。

今日は、兵庫県のかほりんまめ様からお寄せいただきました写真を
ご紹介いたします。

まずはこちら、玄関わきに飾られているのは、一山の里芋。
宮城の「篠竹の米研ぎざる」にこんもりと盛られて、あたたかな雰囲気ですね。

「花も活けているので何だかお供えみたいですが…(笑)
でもこうしてふと目にした時、実りのありがたさをしみじみ感じます。

我が家は玄米派なのでお米を研ぐという事はめったにないのですが、
南瓜など日持ちのする野菜や果物をざるに入れて飾っておくのが好きです。」

そうですね!ざるというと、つい実用面だけを見てしまいがちですが、
美しいざるを、季節の野菜や果物とともに飾るのは、とても風情がありますね。
通気性もよいですし、よい保管方法なのではないかと思います。


こちらのお写真、右奥にあるのは、秋田の「イタヤ細工の手提げかご」ですね!


ひときわ存在感がありますねー。
写真では隠れていますが、持ち手は、革製だそうです。

「お祭りや、ちょっとしたお出かけに持って行ったり、
しまい込むのも勿体無いので、普段は持ち手を中に落として、
茶筒やお菓子などを入れてお盆の横に置いています。

イタヤカエデ特有のすがすがしい表情を見てさわって、お茶を入れられるのが
嬉しい日々です。」

まわりに置かれた木のものとの相性もばっちりですね。
いつも目に入る場所に置き、お出かけの際にはさっと気軽に手に取って、、、
日々利用してもらうことで、かごもよろこんでいることと思います。


かほりんまめ様、どうもありがとうございました!
素敵なかごライフ、ぜひまたご紹介ください。

朝子

2012-03-23

3/20・3/21の二日間、ご来場ありがとうございました。

写真家 大西暢夫さんを招いたイベント@立川ゼルコバ 無事に終了しました。

遠くからもたくさんの方々に、足を運んでいただきまして、タネマキドリのメンバー
一同、たいへんうれしく思っています。

お庭でマーケットも大盛況。フードメニューは、本当にどれもおいしかったです。
カゴアミドリの東北のかごも、たくさんの方にご覧いただきました!

映画「水になった村」に登場する、大地と寄り添って生活するジジババたちの姿。
決して楽ではないけれど、肉体的・精神的に充実した暮らしを続けてきた人々のくらし。
そのゆたかな生活が、ダムに沈む前にたしかに存在していました。


「被災地報告会」では、大西さんが現地で見て、聞いたことをまっすぐに話されました。
その厳しい現実に、しばらく言葉を失いました。
そして、その後のトークセッションでは、参加者のみなさまと感想を話しあいました。

自分に何ができるのか? その答えが見つかるには、まだまだ時間がかかりそうです。
ただ、この日この場所で、たくさんの人たちと一緒に話を聞いたことは、忘れることは
ありません。被災地を思う気持ち、これからも持ち続けられると思いました。

主催する側ではありましたが、参加者のみなさんと同様に、とても楽しませて
いただきました。そして、イベントを主催するうえで、今後のタネマキドリの活動
においてもヒントになることや、人とのつながりがたくさんあったように思います。

自分たちの暮らしは、遠く離れた人たちともつながっていること、そして時に
自分のこととして考えることの大切さをあらためて実感した二日間でした。

ご来場いただいたみなさま、大西暢夫さん、そして一緒に動いてくれた
仲間たち。本当にありがとうございました!


征一郎


最終日の片付けを終えての一枚

2012-03-22

3/26(月)~30(金))は出荷作業お休みいたします

3月下旬は東北各県をまわり、各産地を訪ねてまいります。
そのため、たいへん申し訳ございませんが、3/26(月)~30(金)は、
出荷作業をお休みさせていただきます。

この間のご注文につきましては、4/2(月)より順次発送させていただきます。

またお問い合わせ対応も原則お休みとさせていただきます。

皆さまには大変ご迷惑をお掛けいたしますが、
何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。


カゴアミドリ
伊藤征一郎

2012-03-21

かごのある暮らし ―ひと目ぼれの薪入れのかご編―


みなさま、こんにちは。朝子です。
春分を過ぎ、風はまだ冷たいけれど一歩一歩春が近づいてくるのを感じます。

さて今日は、とても存在感のある、1点のかごをご紹介したいと思います。
東京都のE様よりお寄せいただきました。

こちらです!


くるみの木の皮を編んだ、大きな四角いかご。
秋田で作られたものだそうです。

薪の重みにもびくともせず、暖炉の脇にどっしりとたたずんでいます。
ほんとうに立派なかごです。



くるみの樹皮は、おもて面とうら面のコントラストがとにかく美しいのが特徴です。

おもて側は少し銀色がかった光沢ある茶色。内側は、濃いこげ茶色。

薪の色やごつごつとした雰囲気に、こんなにも馴染むかごは
なかなか見つからないのではないでしょうか?

E様からのお便りをご紹介します。

「旅先の盛岡でひとめぼれし、その後ずうっと心に残っていました。
四年後に再訪したとき、似た雰囲気のものと出会い、
初めて見たときと同じくらいに惹かれたので思い切って求めました。

以来、我が家で一番気に入っている籠で、
家具と同じかそれ以上の存在感を放っています。」

ひと目ぼれのかごとの、運命の再会だったのですね!


何十年たっても壊れないと言われる、堅牢なくるみ樹皮のかご。
丈夫な道具を作るための貴重な素材として、北国の山里で利用されてきたそうです。

これから時を重ね、さらに味わいを増していくのが楽しみですね。

E様、貴重なお写真を大変ありがとうございました!

朝子

2012-03-17

かごのある暮らし ―すぐれもののまたたびざる編―

皆さま、こんにちは!

「東北のかご」をテーマに掲げた、今回の「かごのある暮らし」写真キャンペーン。
限られた地域にもかかわらず、素材も形も個性豊かなかごたちの姿が
浮かび上がってきています。

さて本日は、埼玉県にお住まいのS様のかごをご紹介して参ります。

迫力あるお蕎麦のアップ!
なんとダンナ様の手打ちだそうです。


おいしそう~!せっかくの手打ちですから、ざるにもこだわりたいところですね。
品格ある奥会津の「またたびの蕎麦ざる」なら、雰囲気もばっちりです!


こちらも同じくまたたびの、「米研ぎざる」。


こうしてインテリアに使用してみると、、、建造物のように正確で狂いのない編み目が
際立って見えます。「工芸品」と呼ばれる理由がよくわかります。

普段は「米研ぎだけでなく、野菜を洗うのにも重宝しています」、とのこと。
何度も水に通して使い込んで行くうちに、いい飴色に変わっていくことでしょう。


そして台所に欠かせないのは、やっぱり椀かご。
S様は、青森の根曲竹の、丸型をお使いなのですね。


「美しい椀かごは機能性もよく理想的です。"在る"だけで幸せ。」(S様)

本当にそうですね! たくさんの人に使われ、磨かれた結果として
この形が今に残っているわけですものね。


使わないときは、このように窓ぎわにさげて。


ざるは吊るして保管が何より一番です!

S様からは、「今はまだキッチンにだけしか素敵なカゴはありませんが、
ひとつひとつを大切にできるように良く考えて、少しずつ揃えていきたいと
思います。」、とのお言葉をいただきました。

吟味してものを選び、大切に使う暮らしかた、とても参考になりました。
本当にありがとうございました。 

朝子

2012-03-15

かごのある暮らし ―おもちゃカゴ編―

みなさま、こんにちは。朝子です。

寒い冬だったせいか、今年は花の咲くのも少し遅いようですね。
お隣のうちの梅のつぼみが、ポチポチと開き始めたのを
楽しみに眺めているこの頃です。


さて、皆さまからお寄せいただきました「かごのある暮らし」写真、
引きつづきご紹介してまいります。

今日は、東京都のT様のお宅を拝見します!

最初は、鈴竹の「弁当かご」と「市場かご」 です。
どちらも15年ほど前、一目で気に入って購入されたものだそう。

弁当かごは、今は本体とフタを別々にして、
カトラリーや豆皿入れとして、引き出しの整理に使っていらっしゃるそうです。


そうですね!ふたも容れ物になるところが、弁当かごの魅力の一つ。
「通気性がよいので、木のものも湿気ることなく居心地がよさそうです。」(T様)


そして、こちらが「市場かご」。 現在は息子さんのおもちゃカゴとして活躍中!


かわいいですねぇ。思わず目じりが下がってしまいます~。

「市場かごは、和室の雰囲気にぴったり。
その上、とても丈夫にできているので、そのままズルズルと引っ張りまわされても
傷むことなく、購入から10年以上たった今も、買った時と変わらずに
キレイなままです。」

息子さんが、このかごを手におつかいに行ってくれる日も遠くはなさそうです。


そして最後の一枚はこちら。奥会津の「またたびの米研ぎざる」です。


「昨夏に購入した米研ぎザルは、最近お米を研ぐだけでなく
地元で買ってきた新鮮な野菜を洗うときにも活躍してくれています。
深さがあって安定感も良いので、丈のある野菜や葉物の水を切るのにもぴったりです。
田舎の井戸の脇に置いてあるイメージ???(笑)」

なるほど井戸脇のイメージ、伝わってきました!
またたびが、とてもよい色になってきましたね。
これからさらに5年、10年と使い込んでみてくださいね。

かご使いのほんとうに上手なT様には、前回もいろいろな写真を見せていただきました。
かごたちのその後の様子も、またいつかご紹介いただけたら嬉しいです。

このたびは大変ありがとうございました!

朝子

2012-03-13

かごのある暮らし ―ざるの収納 編―

こんにちは!朝子です。

今日は、前回に続き、2度目のご投稿をいただきました
「ちょろ○」様のお写真をご紹介したいと思います。

木の棚に、台所道具が並んでいます。

 
上段の中央は、青森の「根曲竹の椀かご」ですね。

朝に夕に使っていただいているからでしょうか、よいツヤが出てきているのが
分かります。

そしてその左側、岩手の「新聞かご」の中には、、、ざる・ざる・ざる!

つまり「ざるかご」ですね!
なるほどこれなら、たくさんある中でも最適のざるを
瞬時に選ぶことができそうです。


良い道具を持っていても、なかなか使いきれないことってあると思います。
道具を生かす第一歩は、このようにできるだけしまい込まずに、
出しやすい場所に、整理して置くということかもしれませんね。


ちょろ○様からは、
「二つともカゴアミドリさんのサイトで見つけて惚れました。
毎日大切に使って、育てていきます。」という、暖かいコメントをいただきました。

これからも「かごのある暮らし」、をご一緒に楽しんでいきましょう。
大変ありがとうございました!

朝子

◎ちょろ○様の前回のお写真は、こちらです。 

2012-03-12

「七緒」に掲載されました

こんにちは。朝子です。

今日は、雑誌掲載のお知らせです。

今回は、着物専門のファッション誌「七緒」の2012年3月発行号(Vol.29)で、
当店の「あけびの手提げ」を取り上げていただきました。


  


春色のストールとならんで写真に収まった奥会津のあけびの手提げは
ちょっとよそいきの表情で、なんだか照れているような。

パンツスタイルやカジュアルにも合わせやすいあけびのバッグですが、
和装に合わせると、その深い色合いや自然な素材感が
着物の美しさをぐっと引きたててくれます。

それにしても、「七緒」は、とにかく写真がうつくしいのと、
ちょっと敷居の高い着物の世界を、いまの感覚で親しみやすく解説していて
つい見入ってしまう素敵な雑誌です。

「ぴたりと決まる。衿まわりの隠し技」といったコーナーがおもしろくて、
じっくり読んでしまいました。

機会がありましたら、ぜひページを開いてみてくださいね。

朝子

2012-03-08

かごのある暮らし -大忙しの横田かご編-

つづきまして、神奈川県の t. 様からのお写真をご紹介させていただきます!
一枚目は、「宮古の横田かご」。当店でご購入いただいた製品ですね。


「中」サイズでしょうか。
素敵なウッドチェアの上に、居心地よさそうに収まっています。

中にいれたスローケットもサイズぴったりで、そのために揃えられたかのよう。

が、t. 様からのコメントによりますと、、、

「たたんだ洗濯物を各所へ運ぶために買いましたが、それ以外の時は
写真のようにスローを収納したり、子供たちが家中のくまのぬいぐるみを
集めて寝かせ「ゆりかご~♪」と遊びに使っていたり。本当に大忙しなかごです。

とにかく最近買ってよかったものナンバーワンです!
こんなに生活に溶け込み、大忙しなかごはありません。

いつも決まった場所に置き、決まったものをしまうかごもありますが、
このかごは我が家で人気があり、取り合いになることも(笑)

丈夫に作られているかごなので、十分それに応えてくれます。
作り手のおじいちゃんに感謝です。」

とのことでした!どうもありがとうございます!


そしてもう一枚は、存在感あるあけびの手提げ。


「母が12~13年くらい前にデパートの催事で買い求めたものだそうで、
私が譲りうけました。オリーブのドライフラワーを入れて今はオブジェです。

いい味がでていても形はころんと可愛らしく、流行に左右されない一生ものって
こういうものなのかな、と思います。」

そうですね!お子さんたちの世代まで、まだ数十年は使えそうな
すばらしいかごです。

時間とともに無駄がそぎ落とされた、合理的なデザイン、
古くから作られてきたものの魅力の一つですよね。

t.様、ご参加ありがとうございました!

2012-03-07

かごのある暮らし ―山形で見つけたかご編―


こんにちは!朝子です。お元気ですか?

さて、第2回目となりました「かごのある暮らし写真キャンペーン」、
たくさんの皆さまにご応募いただきまして、ほんとうにありがとうございました!

今回は「東北のかご」をテーマに、皆さまの愛用のかご写真を
お寄せいただきました。

地域限定にも関わらず、素材も形もさまざまな、バラエティー豊かなかごが
それぞれのご家庭で活躍している姿を拝見して、
東北のかごの底力というか、手仕事ならではの存在感をあらためて実感しました。


それでは、本日よりお一人ずつ、お写真をご紹介していきたいと思います!

まずお一人目は、山形県にお住まいのMiho様です。



かわいい木のお雛様!
そしてその横にさりげなく置かれた竹のかご。すてきですね。素材は、根曲竹でしょうか。

山形市の「初市」で見つけたものだそうです。

ふっくらした形と、六つ目編みの透けた感じがかろやかで、
とても春らしい空間になっています。

Miho様からのコメントをご紹介します。

「毎年、山形市では年の初めに初市が行われます。
そこではおばあちゃん達の手仕事のアケビの買い物かご、竹細工、ざるや、
このようなかごなどが並びます。

沢山あるなかから、自分のお気に入りをさがすのがとっても楽しいです。
宝探しみたいですよね(^_^)

今回みつけたお気に入りのかご、何にでも合うステキなかごなんです。
今回はお雛様のひなあられやおかしをいれて。」


キッチンに目を移しますと、、、


青森の根曲竹のりんごかご! 

「りんごかごがほしくて、こちら(カゴアミドリ)で購入しました(^_^)

果物をいれたり、パンをいれたり、買い物に行くときにもってでかけ
野菜などをいれるのに使っています。

とっても丈夫でりんごを沢山いれて運ぶこともできるし、
もちろん野菜などもいれてがんがん使えます。
そのままキッチンにおいておいてもさまになるし、とっても気に入っています。
今はパンをいれて使っています。
春になったら、お弁当をいれてピクニックにでかけたいな♪」


そして写真の奥の方には、白樺のかごや、鈴竹の市場かごが写っているのも
見つけてしまいましたよ~。

かご好きのmihoさま、お嬢様とともに、楽しい春をお迎えください。
大変ありがとうございました!

2012-03-06

またたび 米研ぎざる編み体験

さて、その翌日。
今日は、またたびの米研ぎざるを習いに行きます。
お世話になるのは、昨秋に一緒にまたたびを取りに連れて行ってもらった「師匠」です。


日ごろ、またたびざるの製作をお願いする立場として、「材料の採取」「材料の加工」
「かごを編む」と、一通りの工程を体験してみたいと常々思っていたので、
今日の日をとても楽しみにしていたのでした。

しかし、たった一日では米研ぎざるは完成できないとの判断から、
①編みはじめから立ち上げまで
②縁を巻いて、完成するまで
師匠は、二つの工程を体験できるように、事前準備しておいてくれたのでした。

まずは、①編みはじめ
真剣に取り組んでいるのは、旅の道連れ、友人の石橋さん。


ひごを均等に揃えてから、あじろ編みでのスタート。
材料は表と裏があるので、注意が必要ですよ~。
あっ、間違えた!

「ダメ、やり直しだ!」
と怒られているわけでは、ありません。

底部分が出来上がると、外側を巻いていく作業へと移っていくのですが、
使用している材料の幅は、わずか3mmほど。なかなか高くなっていきません。
米研ぎざるの高さは、だいたい12cmほどですが、そのためには少なくとも
30周以上巻いていく必要があるのでした。



本当に気の遠くなる作業。そして、集中力が切れたまま作業していると、
すぐにミスしてしまいます。
気づけば、すでに夕方になろうという時間。あわてて次の②の作業に移りました。


上部に、縁取りのクマゴヅルをのせたあと、立ち上がっているひごを
一本一本巻いていきます。一周で、合計72本を巻く計算になります。
そして、師匠の米研ぎざるは外側にもう一本、化粧回しとよぶ細めの縁を巻くので、
さらに倍の作業が追加されるのです。

このたび、出来上がった「米研ぎざる」は、こちらです!


この日、われわれが体験したのは、編む行為全体の3割程度の作業。
たったそれだけでも、6時間以上費やしていました。

今回経験して分かったのは、腕や経験ももちろん必要ですが、まず根気や
集中力が必要であるということ。
そしてなにより、かごづくりを楽しむ!という気持ちが一番大切なのでしょう。

というわけで、二日間のまたたびざるの旅は終りとなります。
これからも、つくり手の方の実際の作業を体験することで、つくる人とつかう人を
より近づけられるよう、そのような存在になっていければと思うのでした。


征一郎