2012-11-28

かご小話: ナニュキ・ウィーバーズ

ケニア山の山麓にあるナニュキ村は、ケニア随一のウールの生産地です。

北緯0.01度と、まさに赤道の直下に位置しながら
標高は2000メートル近くあり、冷涼な気候が、羊の生育に
とても適しているのです。



この村に「ナニュキ スピナーズ&ウィーバーズ(紡ぎ手と織り手)」
という団体が設立されたのは、1977年のこと。

地域に暮らす寡婦や、貧しい女性たちを対象に、ウールを紡ぐところ
から、織って製品化するところまでの技術を伝え、自立をめざしていく
ための自助団体です。


良質の羊毛をつかったその製品は海外にも輸出され(当店にも
はるばる届けられました!)、その収益は女性たち自身の収入として、
そしてセンターの運営費用に充てられています。

30年以上にわたる活動で、これまでに300人近くが研修を受けたそうで、
手に職をつけて独立した人も多いそう。

 
貧困のなかに置かれていた女性たちが、この仕事のおかげで自分の家を
手に入れたり、子どもに教育を受けさせることができるようになったことに、
とても大きな意味があると思います。

みんなを幸せにしてくれる、あたたか・かわいい手紡ぎウール。
たくさんの方にご紹介していきたいと願っています。

ケニア ナニュキ村のウールバッグ

2012-11-16

かご小話:白樺樹皮の七変化

北の大地に広がる大きな森。
その中に凛とした姿でたたずむ白樺は、動物や人間の暮らしにたくさんの
恵みをもたらしてくれます。

その真白な白樺から採った製品が、なぜ茶色いのかというと、
樹皮の内側を表にして編んでいるからです。

外側は茶色、内側が肌色に近い白です。

一口に茶色といっても、クリーム色に近い色からチョコレート色まで
様々なバリエーションがあります。

チョコレート色の樹皮。
樹皮の色が決まる要因は、たくさんあります。
一般的には、若い木ほど色は淡く、弾力も強いようです。

産地の気候や土壌によっても個性が出ます。
厳寒のロシアのシベリア産のものは、非常に厚くて丈夫。

そして、沼や湖の多いフィンランド産のものは、美しいまだら模様が
見られるのが特徴なのだそうです。

フィンランドから届いたばかりのバスケット。
濃淡のくっきりとした、
特徴的な模様がでています。

周辺の植生にも影響され、近くに松の木が生えていると濃い色に
なるのだとか。また採取する時期によっても色はだいぶ変わるようです。


こうして白樺のかごの1点1点には、それぞれの木が生まれて育った
バイオグラフィーがにじみでているのですね。

2012-11-15

引っ越しが完了しました!

こんにちは。征一郎です。

昨日、無事に事務所の引っ越し業務が完了しました!

場所も雰囲気も変わり、新鮮な気持ちで業務を再開しています。
今後はこの国立から、かごのある暮らしを発信していきますので、
どうぞよろしくおねがいします!!


なお、このたびの移転に伴い、電話番号が変更となりました。
042-507-9087
が、新しい番号になります。

2012-11-09

事務所移転します

何度かお伝えしてきました通り、このたび、事務所を移転することになりました。

これに伴い、11月12日(月)、13日(火)は、商品の発送業務をお休みさせて
いただきます。

ご利用のお客様にはご迷惑をお掛けいたしますが、
どうか理解のほどお願い申し上げます。

11月14日(水)より、下記の移転先にて、業務を再開いたします。

新住所: 〒186-0004 東京都国立市中1-15-6   国立菅野ビル2F

場所は、となり町の国立市になります。
JR国立駅から徒歩5分ほどの、にぎやかな商店街の中です。

国立といえば、駅前から続く桜並木。
今は、イチョウの葉色がうつくしい季節です。

今回の引越しは、すこし広いスペースを確保して、ネットショップとしての
業務の効率化をはかり、ご利用のお客さまによりよいサービスをご提供していきたい、
というのが最大の理由です。

これからは、この国立を拠点にして、より一層製品の魅力を伝え、
お買い物を楽しんで頂けるネットショップとして、がんばっていきたいと思います!


また今後は、このスペースでの展示や、販売イベントなども計画しています。
世界のかごの魅力をより実感していただける、気持ちのよい空間を作りたいと
考えていますので、こちらもどうぞお楽しみに。

準備ができましたら、またご案内いたしますね!


みなさま、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

伊藤征一郎・朝子

2012-11-05

【引っ越し】壁塗り完了!

こんにちは。毎日、寒いですねー。
特に今朝の多摩地区は、冷え込んだ朝だったように思います。

そんな中、今日はあたらしい事務所の壁塗り作業の立会いのため、
朝8時に現場で集合!
左官を担当していただく親方に、最終的な壁の色を伝える作業です。

今回お願いしている「ドロプラ」とよばれる壁材は、プランクトンの堆積土が
原料だそうで、土壁や漆喰に近いイメージでしょうか。
粒子の細かい孔によって、調湿や断熱、脱臭等の効果あるそうです。

木材由来の透明な糊に、「ドロプラ」を加え、ミキサーで混ぜ込んでいくと、
ふっくらとふくらんできました。まるで大量のホットケーキをつくっているみたい。
においもほとんど無いので、なんとなくお腹がすいてきてしまうのでした。


(親方の無駄のない動きに脱帽です)
 
肝心の色の方はというと、このままだと真っ白すぎる感じです。
すこしあたたかさを持たせるために、「ベンガラ」とよばれる黄色い顔料を投入します。

インドのベンガル地方より伝来したので、その名がつけられたというベンガラは、
土中に存在する酸化鉄の一種。
かの有名な、「ラスコー洞窟の壁画」にも用いられている、最古の顔料なのです。
(ぼくは、はじめて知りました。)


色が決定すると、すぐに壁に塗り広げていきます。
 
 
ほんとうに、あっという間でビックリ。
 
今回の工事では、壁材も床材も、自然由来のものを使いました。
からだに安心ということももちろんですが、環境への負荷もかけない材料を
選ぶことができたのは、当初想像していた以上の満足感があります。
どれも時を重ねることで、味わいが増していくものなので経年変化が楽しみです。
 
いよいよ、引き渡しの日程は今週末となりそう。
その後は、引っ越し作業のため、数日間の臨時休業をさせていただく予定です。

日程が決まりましたら、HPのお知らせ欄、ブログ等にてお知らせいたしますので、
何卒よろしくお願いします。


征一郎