2015-08-24

9/7(月)「パンかごを編む」ワークショップのお知らせ(8/25 受付を終了いたしました)

こんにちは。

こちら東京西側は、少しづつ秋の気配を感じる朝晩となりました。
8月も残りわずかと思うと、お盆前の暑い日々も少しなつかしい気がします。

さて、次回のイベント開催となる 「児玉美重のかご展」 は、いよいよ
9月3日からのスタートです。
児玉さんご自身も、9/5(土)、6(日)の2日間に在店の予定です。

なお、9/7(月)には今年もワークショップを開催する運びとなりました。
今回製作に取り組むのは、ちょっと本格的な「パンかご」づくり!

作業時間はすこし長めとなりますが、少人数で行いますので、
もちろん初心者の方もご参加いただけます。


※8/25(火)受付終了となりました。
◇日時:9月7日(月) 10時~16時
    進行状況によって、1時間ほど延長となる可能性がございます。
◇料金:7000円
    材料費、昼食代(Timokeさんのベジカレー弁当)、お菓子代 を含みます。
◇定員:6名 ※要予約

【ご参加についての注意事項】
※爪先を使って、竹ひごの幅を揃える作業が含まれます。
    長い爪、短すぎる爪の場合、指先を痛めてしまう可能性がありますので
    あらかじめご確認をお願いいたします。
※少人数での開催となりますので、前回(8月)開催のWSに続いて
    2回連続でのご参加は、ご遠慮いただいております。
    おそれいりますが、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

◇持ち物
  ・エプロン
  ・お持ち帰り用の袋(完成予定のかごのサイズは、直径約25cmです)

◇ご予約
  お電話またはEメールにて、カゴアミドリまで。
    Tel: 042-507-9087 (10-17時) / info@kagoami.com
    ご氏名、ご連絡先(携帯電話番号)をお知らせください。

 
みなさまのご参加をお待ちしております。

いとう


2015-08-22

児玉美重さんの竹かご展。9月3日(木)から開催します。

こんにちは。

ただいま「あけびかご と こぎん刺し展」を開催中の国立店ですが、
つづけて翌週よりスタートするのが、今年で二度目となる
「児玉美重 の竹かご展」です。

古い町並みと石畳がのこる城下町、大分県杵築市に工房を構える
児玉美重さん。

竹細工のさかんな別府で学んだあと、ここに理想の古民家を見つけ
改装し、かご作家としての活動をはじめました。


代表作の「鉄鉢」から伝わってくるのは、繊細に仕上げられたひごの
すみずみに沁みわたるすがすがしさと、しなやかな強さ。
竹のもつ多彩な表情を感じ取っていただけることと思います。
 
伝統技法にのっとりながらも、細部にこだわり、アレンジを加えることで
生まれた、やさしいデザインの暮らしの道具たち。
 
児玉さんならではの世界を感じに、ぜひお運びください。
 

Date: 9月3日(木) ~ 13日(日)   11:00-17:00
    (会期中は、7日(月)のみ休)

Place:カゴアミドリ(国立市)
map: http://goo.gl/wh0uss

2015-08-20

あけびのかご と こぎん刺し展、はじまりました!

青森の津軽地方に伝わってきた、あけび細工とこぎん刺し。

今も現地でその伝統をつなぐ活動をしているみつば会(あけびのかご)
と、岩木かちゃらず会(こぎん刺し)のみなさんにご協力いただき、
今年で三度目となる展示販売会がスタートしました!


さまざまな技法でつくられた、あけびの手提げは約40点の品揃え。
その他、ピクニックバスケット、脱衣かご、猫のかご等々、くらしにまつわる
様々なあけび細工をご用意しました。

 

こぎん刺しは、色とりどりのポーチを中心に、手提げやショルダーバッグも
取り揃えています。
日々の暮らしに取り入れたい、津軽の手仕事の今をご覧ください。


Date: 2015年 8月20日(木) ~ 30日(日)  ※会期中は無休です

Place: カゴアミドリ(国立市) Map> https://goo.gl/squgm7

2015-08-19

あけびとこぎん刺しの針山づくり

こんにちは。

いよいよ明日から開催となる「あけびかご と こぎん刺し展」に
先駆け、針山づくりのワークショップを行いました。

同ワークショップは、昨年に続いて二年目。
昨日18日は、吉祥寺のTONEさんにて、本日は当店カゴアミドリにて
2日間にわたって開催。合計22名の方にご参加いただきました。

講師は、青森県弘前市からお越しいただいた、
みつば会(あけび細工)の本間さんと三上さん、
岩木かちゃらず会(こぎん刺し)の大髙さん、福士さん4名です。

まずは、針山の台座となるあけびのかごづくり。
あまり大きなサイズになってしまわないよう、サイズを確認しながら
作業していきます。
講師陣の息もピッタリ!
 
底部分が完成しました
 
作業開始から、約2時間。
それぞれわずかに異なる仕上がりも愛らしいですね。

続いては、講師が変わって、こぎん刺しに挑戦。
「べこ刺し(牛の顔)」模様のパターンです。
 
さらに細かい作業に集中!

最後に、余り布や綿を詰め込んで、あけびの台座にはめこんで
色とりどりのかわいい針山が完成しました。
ご参加いただいた皆様、おつかれさまでした!



 
なお、「あけびのかご と こぎん刺し展」は以下の日程で開催いたします。
みなさまのご来場をこころよりお待ちしております。

会期:8月20日(木)~30日(日)
     11:00~17:00
会場:カゴアミドリ(国立市)
    ※期間中は無休です!

最後になりますが、おいしいお弁当とおやつを準備していただいた
「たくまたまえ」さん、「あたらしい日常料理 ふじわら」さん、
ワークショップの場所を提供いただいた、「ギャラリーフェブ」さんに
お礼を申し上げます。

いとう

2015-08-16

モロッコ 椰子のかごの村へ

涼しかったパリから、はじめてのモロッコへ。

地中海を超えアフリカ大陸に入ると、地上の視界がぼんやりと茶色く
見えてきたのは、やはりサハラ砂漠にほど近い土地だからなのでしょうか。
およそ、3時間弱のフライトで、マラケシュに到着しました。


当日の日中の気温はおよそ38度。
もちろん、すっごく暑かったのですが、日本に比べ乾燥していることと、
その一週間くらい前までは、45度近い! 気温が続いていたと聞いて
覚悟を決めていたからなのか、思いのほか快適に過ごすことができました。


リヤド(宿)に到着後、さっそく旧市街の広場を散策してみました。
数歩足をすすめる度にかけられる、客引きの声。
ヘビやサル使いの大道芸と、ひびき渡る太鼓のリズム。
日が沈んでもにぎわいは一向に衰えず、そのエネルギーに圧倒されました。

 

毎晩、深夜2時すぎまで続くそう!

さて翌日はいよいよ、かごの村へ!
今回は、現地に在住している知人を通じて、マラケシュ郊外の村で
椰子のかごを編む、若い女性のお宅まで案内していただきました。


車を降りると、集まってきたこどもたちと、すれ違う村人にごあいさつ。
赤い土壁で囲まれた入口から入っていくと、そこが目的のお宅でした。

 
ツートーンカラーがかわいらしい!
外には編んだばかりの、椰子のテープが乾燥のために干されていました。
 
案内していただいた客間は、エアコンはないのに涼しく、広くて快適な空間。
まもなく熱いミントティーとともに、満面の笑みで迎えてくれた若い女性が、
椰子のかごの編み手の方でした。
 
代々、椰子のかごを編んできた大家族に育ち、その家庭では7人の女性が
かごを編んでいたとのこと。この方自身も、ちいさなころに自然と編みかたを
覚え、すでに14年ほどの経験がありました。
 
結婚を機にこの場所に移り住み、もうすぐさいしょの赤ちゃんも生まれる
予定ですが、変わらずにかご作りを続けているそうです。
 
早速、実際のかごづくりの作業を見学させてもらいました。
事前に、一本の長いテープ状に編んで干しておいた材料を、
若く細い椰子の葉を使って、くるくるとつなげていく作業を行っていきます。
 
 
わたしたちの質問に笑顔で答えながらも、作業は休むことなく
続けられていきます。

 

あっという間に底面が編みあがりました。
 

縁まで編みあがったところ
  
農作業や家畜の世話、育児や家事の合間をうまくみつけながら、
代々家族のくらしを支えてきた、女性たちによるかごづくり。

決して、急な市場の動きにあわせたり、効率よくできるものづくりの
スタイルではないけれど、かけがえのない家族と過ごす時間の中で、
女性たちが工夫をかさねることで続いてきた、かご編みの伝統。

その実際の暮らしの姿を垣間みる、貴重な経験となりました。

その後にいただいた、自家製パンと豆煮込みのとびきり美味しかったこと!
またいつか、あたらしいご家族を訪ねに伺いますね!

いとう


2015-08-14

フランス かご職人を訪ねて

こんにちは。

お盆の時期に入り、日常とは異なる場所で過ごしていらっしゃる方も
多いのではないでしょうか。

私はといいますと、7月末からの約二週間、かごの産地をたずねて
フランス、そしてモロッコの小さな村を旅してきました。

フランスは2度目の訪問となりますが、今回の旅でも、
都市部でも地方でもさまざまな場所で、地元のかごが身近に
使われている様子を見ることができました。

もちろん昔に比べると、それなりに高価なものとなりつつありますが、
今なお欠かせない暮らしの道具として、フランスの人々に深く定着
しているのが感じられました。

しかし、生産者側から見てみると、現状は大きく二極化していること
がわかってきました。

多くの職人を抱え、幅広いニーズに対応できる、かごづくりで有名な
地域がある一方、昔とほとんど変わらぬ伝統的なかごをつくっている
地域では、わずか1、2名の職人が残るのみといった状況が広がって
います。

そのようなわけで、今回のフランス訪問は、後継者不足が深刻に
なりつつある、ブルターニュ地方の職人さんにお会いするのが
一番の目的でした。
栽培されているヤナギは、
こんなに背が高い!

フランス北西部、独自の文化が色濃く残るブルターニュ地方。
ケルト民族を祖先に持ち、かつてはブルターニュ王国を築いて
繁栄し、独自の言語と民族文化が受けつがれている土地です。

海と森の恵みゆたかなこの地では、昔からさまざまなかごが
作られ活躍してきましたが、中でも特徴的なものの一つが、
「牡蠣のかご」です。

海辺での牡蠣やウニ拾い、それから小さな魚を並べて売るにも
便利なように、浅い横長の作りになっているところが特徴です。
頑丈な実用のかごにもかかわらず、なんとも美しいシルエット。

製作者のエリセさんにお会いして、いろいろとお話を伺ってきました。


 
エリセさんは、ブルターニュ地方に代々続くかご職人の家系。
このかごをつくる最後の職人として、失われつつある伝統的な技術を、
かたくなに守っています。
 
「何世代にもわたって、父から息子へと受け継がれてきた かごの店」
と書いてあります。
 
  製作現場を見学。すばやい手さばき!

製作する上でもっとも難しい点を聞いてみると、意外な答えが
返ってきました。それはかご編む前、ヤナギを柔らかくするために
「煮る」ときの温度と時間の調節だそう。
 
少しでも固すぎれば曲げた部分が割れてしまい、柔らかすぎれば
皮が剥けてしまうため、うつくしいかごに仕上げることができません。
「パスタを美味しく茹で上げる時のように、細心の注意を払って
いるんだよ」と笑って教えてくれたのでした。
 
ちなみに、下の横長のバスケットはオイスター用ではなく、
マクレル(Makrell・・・日本の鯖に近いと思われる)というちいさな魚
にあわせてつくられたものだそう。

かごの短い辺に沿わせて、マクレルがぴったりはまる形になっており、
とてもきれいに見えるそう。何よりも、プラスチックなどのかごに比べ
魚が傷みにくく、新鮮さが長持ちするそうです。

それをよく知っている地元の人たちは、つくりのよいかごに並んだ魚を
選んで買うために、魚売りたちの商売にとっても大切なものだったそうです。


エリセさんから聞く、かごの話の一つ一つは、すべて合理的な理由や
歴史的な背景があって、とても興味深いものでした。

そして、それは決してエリセさんだけの知識と経験だけでなく、
この土地をずっと離れず代々かご職人を受け継いできた、家族の歴史
そのものなのだと気づかされた訪問となったのでした。

(ブルターニュのかごはこちら→

いとう